システム安全系　木村哲也教授が、日本機械学会産業・化学機械と安全部門論文表彰を受賞しました。本賞は当該分野において、学術・技術の発展に貢献された方々に同部門から表彰を贈り、その栄誉を称えるものです。表彰式は5月26日に日本機械学会及びZoom併用によるハイブリッド開催で行われました。

【受賞内容の概要】

受賞論文では、ドローンの労働安全を検討する上で必須な個人保護具に関する著者らのこれまでの実験的評価を振り返り、既存の保護具の安全規格で考慮されていないドローンとの衝突時の課題を示しました。また、航空業界での安全マネジメントの基盤となる Safety Management System（SMS）と、JISQ45001（ISO45001）に示される労働安全衛生マネジメントシステム（OHSMS）の比較を行い、概ね両者は整合しており、OHSMSを十分に実施する事でSMSにも対応できると考えられる事を示しました。