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小野浩司教授が日本液晶学会業績賞を受賞しました。

更新日:2023年9月15日

電気電子情報系 小野浩司教授が、日本液晶学会業績賞を受賞しました。
本賞は、液晶に関する科学および技術の基礎的研究において特に優れた業績を挙げ、学術あるいは産業の発展に貢献した者に贈られるものです。受賞の対象となったのは「液晶の高度光配向技術を用いた幾何学位相素子創成と偏光フォトニクスへの展開」です。表彰式は9月12日東京理科大学において行われました。

【受賞内容の概要】
小野教授は、光機能性高分子液晶の高度光配向技術を開発し、液晶の3次元配向構造の形成に基づいて従来に無い光伝搬制御デバイスを様々に創出してきました。光伝搬制御デバイス開発では特に偏光伝搬制御に注力し、高機能な偏光伝搬制御を実現するべく、光学異方性の3次元構造を有する幾何学位相素子を様々に提案し、近年では光計測・光加工・光通信・映像技術等、ディスプレイ以外の多様な液晶の応用展開に取り組んでいます。
これらの成果は計255報の査読付学術論文として公開されており、国内外の産業界及び学会において高く評価され、現在はこれらの成果を元に国立研究開発法人科学技術振興機構のCREST「革新光」に採択され、偏光伝搬制御を赤外・THz域まで拡張しつつ複数企業と連携しながら長年にわたる研究成果の社会実装を推進しています。

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