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電気系 中川健治教授が電子情報通信学会平成24年度論文賞を受賞しました。

更新日:2013年6月11日

 電気系中川健治教授が、電子情報通信学会平成24年度論文賞を受賞しました。

 電子情報通信学会論文賞は、電子工学および情報通信に関する研究論文で、過去1年間に同学会論文誌に掲載された論文の中から、特に優れた論文の著者に対して授与されます。平成24年度論文賞は約2,200件の論文の中から12件が受賞しています。本論文は、元修士課程学生の小林信裕さんとの共著で、電子情報通信学会和文論文誌Bの平成24年5月号に掲載されたものです。贈呈式は、5月25日に電子情報通信学会通常総会(機械振興会館)において行われました。

受賞内容の概要

 ネットワークにおいてパケット廃棄が起こると、画像の乱れ、音質の劣化、伝送遅延等の問題が発生します。そこで、パケット廃棄がどれくらいの頻度で起こるかを調べる必要があります。しかし、パケット廃棄が起こる頻度は非常に小さいので、その頻度の推定には非常に時間が掛かります。本論文では、その推定を高速化するための新たな方法を提案し、計算機シミュレーションによって従来法の推定時間との比較を行っています。その結果、ある現実的な条件のもとで通常の方法と比較して約4,000倍の高速化を実現しています。


表彰を受ける小林信裕さん(本学修士修了生、写真左側)と中川健治教授


受賞記念の楯

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