本学の「技学SDGインスティテュート」がユネスコチェアプログラムに認定されました。
更新日:2018年6月29日
本学が申請した「技学SDGインスティテュート(GIGAKU SDG Institute)」が「UNESCO Chair on Engineering Education for Sustainable Development」としてユネスコチェアプログラムに認定されました。
ユネスコチェアは、知の交流と共有を通じて、高等教育機関及び研究機関の能力向上を目的とするプログラムであり、ユネスコが、人的・物的資源のシンクタンクとしての役割、また教育・研究機関、地域コミュニティ、政策立案者間の橋渡し的存在としての役割を担うプログラムを審査に基づき認定するものです。
国内では9番目の認定となり、工学系大学の認定は国内初となります。
本学は国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成をエンジニア教育の根幹に掲げ、平成29年9月の国連アカデミック・インパクト参加(同年10月13日付ニュースリリース参照)、SDGsにフォーカスした国際会議「STI-Gigaku」の開催(同年10月17日付ニュースリリース参照)、親子向けSDGs教育ゲームの開発によるサイエンスアゴラ賞受賞(同年12月6日付ニュースリリース参照)等積極的な取組を行ってきました。
また、本学は開学以来、「技術科学(技学=Gigaku)」の教育理念に基づく創造的能力の育成を目標として国内外の企業等における5か月間の長期インターンシップ(実務訓練)を必修科目とするなど先駆的な工学教育を行っており、1万人以上の創造的エンジニアを輩出しております。
本学ではこれら実践的・創造的技術者育成の実績と、視野を世界に広げ国際的相互理解と協調の精神により地球社会の持続可能な発展を目標とするエンジニア教育が不可欠であるとの認識に基づき、SDGsを踏まえた教育システムを構築し質の高いエンジニアを育成すること、創造的人材育成を強化すること、将来の工学教育のあり方を整えること、科学やテクノロジー、イノベーションを強化すること、そして持続可能な開発のために科学的な国際連携を推進することを目的とした「技学SDGインスティテュート」プログラムを設立することとし、大学間及び産学官連携によるプログラムの実施をユネスコに申請しました。
認定を受け、平成30年度においてプログラムを先行実施するとともに、平成31年4月からの「技学SDGインスティテュート」の本格実施に向け教育プログラムの整備を加速します。
また、プログラムの実践による人材育成の実績を積み重ね、理念を共有する国内外の大学との連携を深めることで、将来的に「技学SDGインスティテュート」を複数国の複数高等教育機関等から構成される世界的な大学―産業界間ネットワーク「ユニツイン」へと発展させ、ユネスコの認定を受けることを目標に、SDGs解決と実践的エンジニア教育を柱とする教育プログラムの世界展開を図っていきます。
GIGAKU SDG Institute
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平成30年6月
- 本学の「技学SDGインスティテュート」がユネスコチェアプログラムに認定されました。
- 江偉華 教授が米国電気電子学会(IEEE)Kenneth Germeshausen Awardを受賞しました。
- 野村収作 准教授が2017年度日本生理心理学会優秀論文賞を受賞しました。
- 河原成元 教授が日本ゴム協会優秀論文賞を受賞しました。
- モンゴル工学系高等教育支援事業(MJEED)ステアリングコミッティーメンバーが訪問されました。
- カタルニア工科大学附属図書館職員Miquel Codina氏が本学で研修を行いました。
- 日経HR発行「価値ある大学2019年版 就職力ランキング」の「地域の産業・文化に貢献している」大学で全国1位に。
- NaDeC BASE(ナデックベース)のオープニングセレモニーが開催されました。
- 木村宗弘 教授が映像情報メディア学会丹羽高柳賞論文賞を受賞しました。
- 伊藤嘉浩 准教授が2017年度日本情報経営学会学会賞「論文賞」を受賞しました。