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上村直史助教がリグニン学会奨励賞を受賞しました。

更新日:2021年12月7日

生物機能工学専攻 上村直史助教が、第1回リグニン学会奨励賞を受賞しました。リグニン学会は、植物の主要成分であり地球上で最も多量に存在する芳香族資源である「リグニン」およびその関連化合物について化学、生理学、生化学、物理学など多面的な学問分野の知見を集約し、リグニンに関連した学術及び科学技術の振興を図り、持続的な社会の発展に資することを目的とした学会です。リグニン学会奨励賞は、リグニンとその関連分野に関して独創的で優秀な研究を行い、今後の研究の発展が期待される若手研究者に贈られます。受賞の対象となった研究は「細菌によるリグニン由来芳香族化合物分解システムの解明」です。授賞式は、11月4日、5日に開催された第66回リグニン討論会にて行われました。

【受賞内容の概要】
リグニン由来の多様な芳香族化合物を分解するSphingobium sp. SYK-6株等の細菌における芳香族二量体・単量体の細胞内取り込み、代謝経路、酵素・遺伝子の機能、遺伝子発現制御を解明し、細菌によるリグニン由来芳香族化合物の分解システムの全体像を明らかにしました。また、本研究で解明した知見を応用し、リグニン由来芳香族化合物からポリマー原料を生産する微生物システムの開発や、バイオ燃料生産に好適なリグニン改変植物の創出等に取り組みました。本研究は、未利用木質バイオマスであるリグニンからの高機能材料の生産システムの開発に関する基盤研究であり、脱炭素社会の構築に貢献するものです。


受賞した上村直史助教(右)