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リー飯塚尚子准教授がモンゴル教育科学省より功労賞を授与されました。

更新日:2022年10月17日

基盤共通教育系 リー飯塚尚子准教授が、モンゴル教育科学省より功労賞を授与されました。

本賞は、モンゴル工学系高等教育支援事業(M-JEED)のツイニング・プログラムにおける日本語教育に貢献した功績が評価されたものです。受賞式は9月20日にモンゴル科学技術大学にて行われ、モンゴル科学技術大学学長より表彰状が授与されました。

【受賞内容の概要】
日本・モンゴル政府間円借款モンゴル工学系高等教育支援事業(M-JEED)のツイニング・プログラムにおいて、本学は日本のコンソーシアム10大学の幹事校を務めています。プログラム実施において日本での主導的役割を担い、モンゴルでの前半教育で実施される日本語教育の支援を行ってきました。リー飯塚准教授は、本事業が開始される前段階の調査業務にも加わり、ツイニング・プログラムにおける日本語教育の計画・立案に協力しました。

このプログラムは、高校卒業後、モンゴル科学技術大学で専門基礎科目を母語で学ぶと同時に日本語も学び、日本の大学の3年次に編入するプログラムです。日本語の知識が全くない状態で入学した学生が、わずか2年半で日本の大学に編入できる日本語能力を習得したことが強力な土台となり、このプログラムを成功に導いたことが高く評価されました。

リー飯塚准教授は、ツイニング・プログラムにおける日本語教育に関わる計画および教育内容の策定はもとより、日本人とモンゴル人の日本語教員のための教育方法の指導、そして、学習運営上のきめ細かなサポートに尽力しました。

モンゴル人日本語教員は、ツイニング・プログラム開始の2015年以来、このプログラムを通して、日本語教育に関わる知識や技術、経験を培ってきましたが、モンゴルでの前半教育が終了した今、中には元の職場であるモンゴル科学技術大学の日本語学科に戻った者もいます。モンゴル科学技術大学は、円借款事業であるM-JEEDプロジェクトのもとで、より深まった教育活動の交流を今後も持続的に発展させていきたいと、強く念願しています。

モンゴル教育科学省からこの功労賞が外国人に授与されることは過去にもほとんど例がなく、リー飯塚尚子准教授の功績は極めて大きいと言えます。

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(表彰状日本語訳)教育分野の発展に貢献した功績を評価し、モンゴル国教育科学省より功労賞を授与する。モンゴル国教育科学大臣 L.Enkh-Amgalan  2022年8月22日


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