このページの先頭です


本文ここから

2023年度日本機械学会賞(技術)を受賞しました

更新日:2024年3月29日

情報・経営システム系 塩野谷明教授、機械系 宮下幸雄教授、鎌土重晴学長、産学融合トップランナー養成センター 中田大貴特任講師が、2023年度日本機械学会賞(技術)を受賞しました。
本賞は、本会創立60周年(昭和32年)記念事業の一つとして「日本の機械工学・工業の発展を奨励する」ことを目的として昭和33年に設けられ、本年度は第66回となります。
贈賞式は2024年4月18日(木曜)明治記念館で開催される定時社員総会内で執り行われる予定です。

【受賞内容の概要】
今回の受賞(技術)は、競技用車いす(テニス用車いす,バトミントン用車いす)に、先端超軽量金属材料であるMg(マグネシウム)合金(AZ61(Mgに6%のAl,1%の亜鉛を添加)およびAZ91)を採用、従来のAl(アルミニウム)合金製車いすに比較し、30%以上の軽量化を実現しました。当該分野では社会実装が難しいと言われてきたMg合金の車いす適用を、(1)詳細な材料・部材,構造物の構造解析、(2)AI技術等様々な計測技術を駆使した成果物の走行性、操作性評価、(3)大型材料試験機を用いた破壊試験による強度・剛性評価から,垂直荷重で1トン以上の強度(フレームに亀裂が発生した強度)を獲得するとともに、高い走行性、操作性、ヒト親和性を有した競技用車いすを完成させています。本技術の成果物は2021年東京パラリンピック大会車いすバトミントン女子シングル・ダブルスで金メダル3つ、銅メダル1つ、車いすテニス女子ダブルス、クアードダブルスで銅メダル獲得に貢献しました。

資料URL 外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://www.jsme.or.jp/20240305/