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平成31年度学部入学式並びに大学院入学式を挙行しました。

更新日:2019年4月7日

4月5日(金曜)に長岡市立劇場で平成31年度学部入学式並びに大学院入学式を挙行しました。
学部入学者464名、大学院5年一貫制博士課程入学者16名、大学院修士課程入学者416名、大学院博士後期課程入学者21名、大学院専門職学位課程入学者18名が、学長より入学を許可されました。
引き続き、入学生を代表して、学部第3学年情報・経営システム工学課程の舘山颯斗さんが宣誓を行いました。
外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。【平成31年度学部入学式・大学院入学式】(YouTube)

入学式 東学長

学生代表挨拶


学長告示
新入生の諸君、入学おめでとう。長岡技術科学大学の教職員を代表して、心より歓迎いたします。またこれまで諸君の勉学を支えてこられ、本日を迎えられたご家族の皆様にも心からお祝い申し上げます。
様々な出身地や経歴の諸君が親元を離れてこの長岡の地で勉学や課外活動に打ち込むことになります。諸君の今後にとってはかけがえのない貴重な時期です。この長岡での学習や経験、知人・友人が今後の人生で大きな宝となるでしょう。是非、多くの出会いを作り、多くの友人を作ってください。大学時代の友人は生涯の友となるはずです。
さて、大学というところは、諸君が実社会に出るために最後の準備をするところです。今まで諸君が学んできた高専或いは高校とはかなり違う所と言うことをまず認識して頂きたいと思います。
その一番の違いは、大学は諸君に知識を教えるのが目的ではなく、「考え出す力」を付けさせるのが目的です。諸君の頭に知識を詰め込むことを行うところではなく、次世代を担う諸君が自ら問題を見つけ、物事を考え出す力を自らが付けることを助ける場所です。
すなわち、諸君は本学においては、ただ単に教えられることを覚えるのではなく、絶えず疑問を持ち、その本質を徹底的に考究するよう努めて欲しいと思います。そして、各自が個性を発揮し、独創性を持ち、自ら行動し、世の中に貢献する諸君を育てるために、大学は自主性と、自由と、自律を最も尊重する所であります。
本学は、昭和51年に、実践的な技術の開発を主眼とした教育研究を行う大学院に重点を置いた工学系の大学として、新構想のもとに設立されました。そして、これまでに1万人以上の実践的指導的高度技術者を社会に送り出し日本の産業の発展に大きく貢献してきました。これまで先人が築いてきた実績により、本学は産業界や学術界から高く評価されています。
一般の大学が学術研究を重視しているのに対し、本学は学術研究を産み出すための現場での実践を重んじています。諸君は、他大学に例を見ない独自の教育システムを持つこの大学で、高度な教育を受け、実践の現場で学びの過程を通して「考え出す力」を育んでください。
20世紀に驚異的に進展した科学技術は、農水産業の生産性を向上させ、工業を発展させました。日常生活は楽になり、死亡率の低下と寿命の延伸により、人口が大きく増加しました。人々は生産を増大させ、経済的発展と物質の豊かさを第一の価値基準としてきました。その結果、環境破壊と資源の枯渇を引き起こし、人類社会の持続可能性を危機にさらすことになりました。
技術者や研究者は社会の在り様や人類の未来について幅広い視点を獲得する必要があります。変化の激しい時代にあって、地球規模の視野、歴史的な視点、多元的な視点で物事を考え、未知の事態や新しい状況に的確に対応していく力が必要とされています。
このような中で、諸君は将来、指導的技術者としての役割が期待されています。科学・技術の在り方とその社会的役割について真剣に考えなければなりません。諸君が、大学で学ぶ目的は、将来自らの仕事に役立つような専門知識を少しでも多く身に付けるということにあるのではなく、むしろ、人間の利害や幸福に深くかかわる、あらゆる重要な問題について見識を持つことであります。
2015年9月にニューヨーク国連本部で、150を超える加盟国首脳参加の下、2030年までの長期的な開発指針として、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。このアジェンダで掲げられた目標が、「持続可能な開発目標(SDGs)」であり、17の目標と169のターゲットから構成されています。このSDGsは誰ひとり取り残さないことを目指し、先進国と途上国が一丸となって達成すべき目標であり、地球規模の気候変動対策の他、先進国における生産と消費、貧困、飢餓、人権やジェンダー、教育、産業など幅広いテーマをカバーしています。
本学は昨年、国連からSDGsのゴール9であるIndustry, Innovation and Infrastructure のハブ大学に、またユネスコから技学SDG工学拠点に任命されました。これは世界でただ1校であり、本学の、実践と社会の連携を重視した国際的な教育研究とイノベーション創出力が国連から高く評価されたものです。
また昨年、文部科学省の卓越大学院プログラムとして、本学の「グローバル超実践ルートテクノロジープログラム」が採択されました。これはSDGs解決に資する産業全体の根幹をなす「ルートテクノロジー」の知のプロフェッショナルを、国内外の企業や海外連携大学とともに養成することを目指したものです。
平成26年度に採択されたスーパーグローバル大学創成支援事業と合わせて、国内ではグローバルエンジニアを育てるもっとも先進的な大学となりました。中南米、アジア、欧州、アフリカなどの海外拠点校と協働して産学官融合キャンパスを構築し、グローバルに活躍する技術者・研究者の育成と研究開発・新産業創出を世界規模で行う事業を進めています。
世界各国からの留学生や教員・技術者・企業人と一緒に学ぶことにより国際力を身に着けることができます。是非グローバルに活躍するエンジニアを志して欲しいと思います。諸君はどんどん海外に出て行って国際人となり、多くの価値観や思考、教養、文化を涵養してください。真の国際人になるためには、日本の文化の特徴や価値観を良く知ることが重要です。そして欧米との文化の違いを良く知ったうえで、外国の異文化に接して、その国の文化を良く理解し、また自らが国際社会の中で理解されるよう努力してください。
これからこの長岡で過ごす数年間は、かけがえのない貴重な時間です。大きな夢と好奇心を持ち、失敗を恐れず、挑戦の気持ちを忘れないタフな人間を目指して、充実した日々となることを祈念して告辞といたします。
平成31年4月5日
長岡技術科学大学長 東 信彦

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