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宮下幸雄教授、大塚雄市准教授が日本機械学会部門一般表彰(優秀講演論文部門)を受賞しました。

更新日:2020年10月2日

機械創造工学専攻 宮下幸雄教授とシステム安全専攻 大塚雄市准教授が、一般社団法人日本機械学会機械材料・材料加工部門の部門一般表彰(優秀講演論文部門)を受賞しました。
受賞の対象となった論文は、「A1100/亜鉛めっき鋼摩擦攪拌点接合体の強度特性および耐食性に対するPETフィルム中間層の効果」です。本賞は前年度に開催された同部門企画、担当、主催または共催の講演会において発表された機械材料・材料加工分野の講演論文中、学術・技術の進歩発展に寄与し、特に優秀と認められる論文の著者に授与されます。

【受賞内容の概要】
アルミニウム合金と鉄鋼材料の異材接合は、輸送機器等の軽量化を目的として一部実用化されていますが、さらなる信頼性の向上やそのための接合法の開発が望まれています。本研究では、アルミニウム合金と鉄鋼材料の異材接合に摩擦攪拌点接合を適用し、新たに中間層としてPETフィルムを挿入しました。本手法では、金属同士および金属とPETの接合を一度の接合プロセスで実現します。界面の構造および接合メカニズムを明らかにするとともに、PETフィルムを挿入することで静的強度および疲労強度のいずれも向上することを明らかにし、さらに、適切な厚さのPETフィルムを挿入することで耐食性の向上にも有効であることを示しました。本研究成果は、今後ますます重要となる異材接合、マルチマテリアル構造の実用化に貢献するものと期待されます。


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