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山本麻希准教授が工学を活用した野生動物被害対策により受賞

更新日:2024年5月29日


山本麻希准教授は、鳥獣被害の深刻化に対応するため、17年前から啓発活動や人材育成を行っています。山本准教授は工学的アプローチによる鳥獣被害対策の研究を行い、その成果を実社会で生かすために、NPO法人「新潟ワイルドライフリサーチ」と長岡技大発のベンチャー企業「株式会社うぃるこ」を設立しました。これにより、猿による農作物被害を大幅に減少させることができました。さらに、里山再生を目指す「株式会社未来里山技術機構」を設立し、持続可能な地域社会の構築を目指しています。この活動は、SDGs(持続可能な開発目標)に取り組む新潟県内の団体をたたえる「第4回新潟SDGsアワード」の環境部門優秀賞に選ばれました。

この度、山本准教授は、特定非営利活動法人ARUN Seedが主催し、JICAが後援する生物多様性をテーマとした「第5回CSI(Cloud Social Investment)チャレンジ」に応募し、人と自然の共生社会実現に取り組む世界23ヶ国64社の中で、株式会社うぃるこが「世界第2位」に選ばれました。この成果は学部・修士対象のSDGsに関連する講義でも紹介しており、研究成果の社会実装と地域経済への貢献を学ぶ機会の提供となっています。授業を通じて、課題解決のインパクト、ビジネスの持続可能性、生物多様性保全への取組等を学び、これらの能力を学生が身につけることが期待されます。

本学は起業家の育成にも力を入れており、支援プログラムや実践的な教育を提供しています。今後も、教職員・学生と共に、革新的な教育や研究を通じて社会課題の解決に向けて積極的に取り組んでいきます。

地域創生プラットフォームSDGsにいがた
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CSIチャレンジ
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