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SDGs課題解決への貢献

持続可能な開発目標(SDGs)は、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲット・約230の指標から構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。本ページでは、SDGsのゴールに指向した研究、SDGs達成に資する多様なイノベーションの例を紹介し、企業が成功する、SDGs課題解決のヒントを、隔週でお届けします。
本学との国際共同研究等の産学連携を通じ、企業に対して「CSR(企業の社会的責任)」から「CSV(共通価値の創出)」への転換を促進し、経済的価値と社会的価値を共に創造できるようサポート致します。



これまでのトピック

SDGs推進室のイ・チ・オ・シ!


強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る


テーマ

NoCode による SDGs 推進

担当教員

情報・経営システム工学専攻 知能情報学研究室 白川 智弘 准教授
白川准教授 プロフィール:外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://imse.nagaokaut.ac.jp/staff/tomohiro-shirakawa

研究課題の概要

情報・経営システム工学専攻知能情報学研究室の白川智弘准教授は、 NoCode(ノーコード) の研究・教育と普及活動を通じて SDGs の推進に取り組んでいます。

NoCode とは、主にグラフィック・ユーザー・インターフェースのみを用いて、プログラム・コードを書くことなしにアプリやサービスを開発することを可能にする技術です。NoCode を用いることにより、通常行われるようなプログラミング・コーディングに基づく開発に比して、非常に簡単かつ省労力での開発が可能になります。そのため、アプリやサービスのアイデアさえあれば、ほぼ誰でも1週間程度の学習により一気に開発の現場へと進むことができるようになります。

従って、アプリ・サービス開発に関する状況は次のように変わると考えられます。即ち、アプリやサービスの開発は全人口の 1 % に満たないエンジニアにしか実施できないという状況が、パソコンさえあれば誰でも開発を実施することが可能になるという、「開発が民主化された」状況に変わり得るということを意味します。これはいわゆる「デジタル・ディバイド」における大きな壁の1つを乗り越えることを可能にするという意味において、「SDG9:産業と技術革新の基盤をつくろう」に大きく貢献するものであると言えるでしょう。

さらに、NoCode によるDX の促進、新規ロジスティクスの開拓、小学生から大学生・社会人に至るまでの教育、学生による起業の促進、デジタル産業の構造革新は、以下のSDGsなどにも貢献できると考えられます。

SDG1: 貧困をなくそう
SDG3: すべての人に健康と福祉を
SDG4: 質の高い教育をみんなに
SDG8: 働きがいも経済成長も
SDG9:産業と技術革新の基盤をつくろう
SDG10: 人や国の不平等をなくそう

白川准教授は NoCode 教育が学生のモティベーションやコンピテンシーの向上にどのように寄与するかを研究すると共に、国産の NoCode 開発プラットフォームである Click を開発・提供している 外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。NoCode Japan 株式会社と協力し、NoCode の普及活動に取り組んでいます。今年度外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。6月22日、29日に電子情報通信学会信越支部の講演会として本学で実施される NoCode セミナーを皮切りに、今後は全国の小中学校、高校、高専、大学等で NoCode セミナーを展開していく予定です。また、将来的には障がい児の療育施設において NoCode 教育を実施することによる障がい児のキャリアパス拡大支援事業や、発展途上国の児童に対する NoCode 教育、
NoCode ツールの無償提供(NoCode Japan との協同による)などに着手する予定です。

防衛大学校における演習中の風景
白川准教授(左)・NoCode Japan 株式会社 CEO 中川賢史朗氏(右)

※講演依頼がございましたら、白川准教授に直接ご連絡下さい。(連絡先:shirakawa@vos.nagaokaut.ac.jp)

関連ゴール



参考

  • 白川准教授の前任校である防衛大学校において、2020 年度後期より大学の正規カリキュラムとしては初となる NoCode 教育科目が開講されました。

     外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://news.nocodejapan.org/national-defense-academy/

  • 白川准教授の NoCode 研究により、日本初となる NoCode 論文が出版されました。

     外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。https://www.researchgate.net/publication/350609845

2021 年度 NoCode セミナーの履歴と予定 (2021年10月27日更新)

日にちセミナーテーマ
6月22日(火曜)・ 6月29日(火曜)「NoCode:コード不要のアプリ作成技術とその知覚情報処理への応用」(於:電子情報通信学会信越支部講演会)
7月1日(木曜)「NoCode:コード不要のアプリ作成技術とその知能システム科学への応用」(於:東洋大学理工学部機械工学科)
7月7日(水曜)・ 7月14日(水曜)「NoCode:コード不要のアプリ作成技術とそのスマートシステムへの応用」(於:福山大学工学部スマートシステム学科)
7月9日(金曜) 「NoCode への誘い:コードなしでアプリを開発するには」(於:富山大学工学部工学科機械工学コース)
7月20日(火曜)「NoCode とモノづくり」(於:日本大学生産工学部モノづくり人材育成プログラム STEAM TO BE)
7月22日(木曜)「NoCode:コード不要のアプリ作成技術とその表現工学への応用」(於:早稲田大学基幹理工学部表現工学科)
9月8日(水曜)「NoCode: 全社員が開発者になれる仕組み」(於:第15回小千谷産学交流研究会)
9月10日(金曜)「NoCode 入門:コードなしのアプリ開発」(於:茨城大学工学部情報工学科)
9月14日(火曜)

「デジタル時代を生き抜くためにも・・・文系・理系を問わずプログラミング経験ゼロから IT 人材になろう!」(於:京都先端科学大学 トンガリ人材への道~How do I get there?~)

9月15日(水曜)「情報教育における NoCode の活用とその効果」(於:数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアム 中部・東海ブロック 令和3年度第1回 FD 研究会)
10月11日(火曜)「情報科学における NoCode の位置付け」(於:東京女子大学学会自然科学・情報処理部会2021年度講演会)
10月15日(金曜)「NoCode: コード不要の開発を可能にする技術とその情報科学における位置付け」(於:創価大学理工学部情報システム工学科)
10月21日(木曜)「NoCode とその知能情報学における応用可能性」(於:山口大学工学部知能情報工学科)
10月25日(水曜)「NoCode:高校生にもアプリが作れる仕組み」(於:神奈川県立横須賀高等学校)
11月6日(土曜)「NoCode:誰もが2週間で開発者になるための仕組み」(於:東京工業大学第22回工学院特別セミナー)