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SDGs課題解決への貢献
持続可能な開発目標(SDGs)は、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲット・約230の指標から構成され、地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。本ページでは、SDGsのゴールに指向した研究、SDGs達成に資する多様なイノベーションの例を紹介し、企業が成功する、SDGs課題解決のヒントをお届けします。
本学との国際共同研究等の産学連携を通じ、企業に対して「CSR(企業の社会的責任)」から「CSV(共通価値の創出)」への転換を促進し、経済的価値と社会的価値を共に創造できるようサポート致します。
トピックス
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SDGs推進室のイ・チ・オ・シ!
強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る
テーマ
持続可能な社会インフラの構築に向けた構造物点検の高度化に向けた技術開発
担当教員
機械創造工学専攻 数理設計研究室 倉橋 貴彦 准教授
プロフィール: https://mcweb.nagaokaut.ac.jp/~kurahashi/index.php?id=15
研究課題の概要
2012年の笹子トンネルにおける天井板の落下事故以来、5年に1度の点検が義務化されています。従来は、点検者の経験に基づき、構造内の欠陥の検出が行われてきましたが、近年では、点検のロボット化、AIによる定量的評価に関する研究が行われています。冬場は、道路上における凍結防止剤が雪解け水等により流下することにより、構造物の腐食等、塩害が発生することもあります。点検を要するところは、人間の手が入らない隙間や、危険が伴う高所等、ロボットによる点検が必要とされるところも多いです。そのため、当研究室では、狭小区間を対象とした点検ロボットの開発を行っています。また、入力データと出力データを適切に関係づける機械学習や逆解析の理論を適用することにより、構造物を叩いた際の応答データを用いて空洞の形状を同定する「非破壊検査援用技術に関する研究」も実施しています。建設後50年を超えた構造物は年々増えており、安心して生活ができる社会基盤を形成するためには、精度の高い点検技術や補修技術は将来にかけて更に必要となります。持続可能な生活空間を確保できるように社会インフラの管理能力を強化するという点では、SDGsのNo.11の目標に貢献すると考えられます。(上記は、長岡工業高等専門学校と共同研究を実施しています。)