令和元年度 物質材料工学専攻の実施状況
テーマ | 「高専-技科大協働教育研究とグローバル人材育成」 |
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実施期間 | 令和元年8月26日(月曜)~8月27日(火曜) |
実施場所 | 物質材料1号棟5階大会議室 |
参加者数 | 高専教員25人、本学教員28人、その他3人、計56人 |
目的 | 高専教員と意見交換を行うとともに、高専-長岡技大間で連携できる事項を探り、共同研究の推進並びに優秀な学生を獲得することを目的とした。 |
内容 | 高専-長岡技大間の連続した教育において、社会の要請に応えられるグローバルな視野を持つ指導的高度技術者を育成することをテーマとし、さらなる高専-長岡技大連携の可能性について議論した。一日目に基調講演として鶴岡高専 高橋校長から「産学共同人材育成システムによるグローバル人材育成の取組と将来展望」、一般講演として長岡高専 青柳副校長から「グローバル人材育成の現状と展開-タイ国チュラポーンサイエンスハイスクールの学生受入による15歳からの英語教育」、本学小林教授から本学のグローバル事業(SGU, GTP, DDP, TP )およびSHARE事業の紹介があった。講演終了後に1時間の総合討論を設け、グローバル人材の育成を中心に討論を行った。総合討論を通じて、グローバル化の推進には、それぞれの専門を合わせた協力および機関の方針決定、教員負担や労働時間の見直し、長岡技大のネットワークを利用することが有用であるとの結論に至った。二日目は協働教育研究に焦点を合わせ、一般講演として梅田教授から「全国高専-長岡技大の研究連携(学長戦略プロジェクト、図書館文献検索システム、SHARE事業)」、函館高専 小林副校長から「地域の水産海洋工学への函館高専ー長岡技科大による連携と物質・材料分野への展開」、群馬高専の太田教授から「R2 年度から始まる群馬高専(物質工学科)-長岡技大(物質材料工学)連携教育」、奈良高専の山田准教授から「学内および地域での分析機器共用ネットワーク構築への取り組みを活かした協働教育の試行」の紹介があった。先進テクノロジー実践連携教育プログラム、高専-技大での共著論文、中学-高専-技科大の連続教育、各高専の地域性を考慮した地域との連携、機器共有を通じた研究連携、IoTを用いた遠隔教育・研究について情報共有を行い、総合討論において各高専の状況やPBL等について紹介いただき、それらに対して議論した。2日間の交流集会および、前後に開催した研究室見学を通して、高専教員との繋がりを強めることができた。今後は高専との連携研究教育および機器相互利用を通じて、高専-長岡技大間の連続した教育研究を発展させることが重要であるとの認識に至った。引き続き、高専教員との連携をしっかりと取りながら、それぞれの特徴および強みを活かした連携を進めることによって、優秀な学生獲得および共同研究に繋げる行動が必要とされる。 |
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